【治安】1月に発生したブエノスアイレスの観光客を狙った事件一覧

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新年になり、夏真っ只中のブエノスアイレスでは観光客を狙った事件がいつも以上に耳に入ります。
特にLa Boca(ラ・ボカ)地区ではいつも以上に強盗が発生しているみたいです。

アメリカ人の芸術家の男性が昨年の12月8日にボカ地区で強盗犯にめった刺しにされた事件が記憶に新しいですが、それ以降もボカ地区では観光客を狙った強盗が続いているみたいです。

ボカ地区での強盗

銃を伴う強盗

1月22日にイギリス人男性がFacebookで強盗に遭った報告をしました。

彼はボカ地区(本人は場所はわからないと言っていましたが、カミニート周辺(観光地)ではなくボカ地区(危険地帯)だと思います)で座って携帯を見ながら水を飲んでいたそうです。

すると1人の男が近づいて来て話しかけてきたそうです。

イギリス人男性はスペイン語は話しません。
彼はタバコを吸っていたので、タバコを物乞いされたのだと思い、"NO"と言い立ち去ろうとしたところ、話しかけて来た男性は腰元にさしてある銃を見せてきたそうです。

それでイギリス人男性は立ち上がり"失せろ"と言ったそうです。すると強盗犯は置いてあった荷物だけをひったくって走っていったそうです。

カバンにはガイドブックとタバコと水だけが入っていたそうで、携帯や現金などは盗まれなかったそうです。

私が思ったこと

結果的に被害が少なく済んでよかったですが、強盗犯に反抗するのは危険ですので、もしみなさんが強盗に遭った場合は荷物を渡したほうが無難だと思います。

今回はたまたまたいした被害も無く済みましたが、アメリカ人男性のように抵抗したためにめった刺しにされることもありますので。

こちらのイギリス人男性は

22日に強盗に遭うまでは、ブエノスアイレスに着いたばかりで、すごくブエノスアイレスが気に入っている投稿をずっとグループにしており、引っ越しも考えていましたが、今回の事件を機にやっぱりロンドンに済み続けることにしたみたいです。

正直私は彼は浮かれてボカ地区で夜な夜な飲みにいったりしてたり、自分は強奪にに遭わないためのコツがあるから大丈夫なんて豪語してたにも関わらず、このような旅行を台無しにされることになったので、やっぱり注意しておくことが大事なんだなと再認識させられました。

スペイン人2人が強盗された事件

21日(日)の午後4時頃にスペイン人観光客2名がボンボネラ(ボカ地区のサッカースタジアム)近くで強盗に遭ったようです。

割った瓶を武器に強盗をした男2名は靴と青色のカバン2つを盗んだそうです。
スペイン人男性の片方は頭に怪我をしていたために救急車で運ばれたそうです。

すぐに警察を呼び、状況を説明した後6ブロック離れたところで犯人を見つけました。
その時に被害者が報告したものを持っていたため、犯人だと確定され逮捕されました。

参考記事:https://m.tn.com.ar/policiales/asaltaron-otra-vez-turistas-en-la-boca-les-robaron-hasta-las-zapatillas_847037

刺されたアメリカ人男性のその後

上記のスペイン人強盗の記事に、ボカ地区で刺されたアメリカ人男性のその後が記載されているので、紹介します。

男性は入院21日と手術の後に "Me voy con el amor de la gente(人の愛と一緒に帰るよ)"と言って母国に帰ったそうです。
ちなみに担当医とはすごく仲良くなったそうです。

サンテルモ地区でも

今月初めにロシア人が刺される

観光客を狙った事件は多発しており、今月初めにはAv.Independencia(サンテルモ西)ではロシア人男性が刺されています。

サンテルモはドレーゴ広場(Plaza Dorrego)周りはフェリア(市場)があり人が多いので大丈夫ですが、9 de Julioという大通りの近くや広場西の場所はあまり治安がいい場所ではないので、ひとえにサンテルモ(比較的安全な地域)とはいえ、気をつけてください。

レティーロ駅で荷物の窃盗

こちらもFacebookグループで報告されたものです。

女性観光客が朝9時頃にメンドーサからレティーロ駅に到着し、パートナーがお手洗いに行っている間に、女性が気さくに話しかけてきたらしいです。 
話しかけて来た女性が、観光客の女性の荷物を確認したのを見たので、観光客は話をやめて立ち去ったそうです。

10分後にカフェがある場所に移動し荷物を机の下に置いたそうです。

パートーナに荷物を見てもらいながら、お手洗いに行ったそうです。
それから1分もしないぐらいに1人の女性がパートナーに近づき、「この椅子使ってもいい?」と聞いて来たそうです。

パートナーが自分の後ろにあるはずの荷物を確認すると、荷物は消えていたそうです。
そして荷物がないことを確認して女性を見ると、女性もすでに目の前からいなくなっていたそうです。

椅子を使っていいか話しかけてきた、そのわずかの隙に荷物を盗まれたそうです。

これは

正直これは私も事前にこういうことがあるというのを知らなかったら、同じ体験をしそうです。

ケチャップ強盗みたいにあからさまなものではなく、本当に日常でよくあることだから、警戒心が薄いですよね。

まあ荷物は机の下には絶対に置かずに、膝の上が鉄則ですが。

その他の事件

レコレータ地区で

ボカ地区で強盗があまりにも多いから、レコレータの警察をボカ地区に移したところ、今度は手薄になったレコレータでモトチョロ(バイクでのひったくり)事件が発生したそうです。

レコレータ地区は治安がいいエリアではありますが、携帯を外に出して使用しているとこういうモトチョロに狙われて盗まれることがありますので、必要な時以外は携帯を使用しないほうがいいです。

パレルモ地区でも

モトチョロではなく、車から降りて来たアフリカ系の男性が高齢の男性をひったくりする目撃情報を知らせてもらいました。

ブエノスアイレスではアフリカ系の男性が犯罪をすることはあまり聞きませんので、正直驚きました。

観光客を狙った犯罪はどこにでもありますので

夏になりブエノスアイレスには観光客が増え、今は狙われやすいので、1人で行動する時などは十分に気をつけて行動してください。

移動費を削ったばかりに、移動費以上の出費が嵩むことになったりしますので、あくまで安全第一で旅行観光を楽しんでください。

ブエノスアイレス市内での治安や観光の時の注意点は下記のリンクにまとめましたのでどうぞ。

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