
ブエノスアイレスのレコレータ地区は、ヨーロッパの影響を色濃く受けた洗練された街並みと、歴史的な建築が魅力のエリアです。
高級住宅街として知られ、ブティックやカフェが立ち並ぶ一方で、レコレータ墓地や国立美術館など、文化や歴史を感じられるスポットが数多く存在します。
また、緑豊かな公園や週末のマーケットも人気で、観光客だけでなく地元の人々にも親しまれています。
この記事では、レコレータ地区の魅力とおすすめの観光スポットをご紹介します。
レコレータ地区
レコレータ地区は、ブエノスアイレスの中でも特に洗練されたエリアで、ヨーロッパの影響を受けた美しい建築や文化的なスポットが点在しています。
高級住宅街として知られる一方で、歴史的なレコレータ墓地や美術館、公園など見どころが豊富な観光エリアです。
- レコレータ墓地 (Cementerio de la Recoleta)
- エル・アテネオ (El Ateneo Grand Splendid)
- ブエノスアイレス国立美術館 (Museo Nacional de Bellas Artes)
- フロラリス・ヘネリカ(Floralis Generica)
1822年に設立された歴史ある墓地で、エバ・ペロンをはじめ、多くの著名人が埋葬されている。壮麗な霊廟や彫刻が並ぶことから「野外美術館」とも称される。
元劇場を改装した世界で最も美しい書店の一つ。豪華な天井画やバルコニーがそのまま残され、観光スポットとしても人気。
ゴヤ、ルノワール、モネなどの名作を所蔵する、アルゼンチン最大級の美術館。アルゼンチン人芸術家の作品も豊富に展示。
未来への希望とアルゼンチンの自然を象徴するアート作品として、市民や観光客に親しまれている。
レコレータ墓地
レコレータ墓地 (Cementerio de la Recoleta) は、ブエノスアイレスで最も有名な歴史的墓地であり、美しい霊廟が立ち並ぶ壮麗な場所です。
1822年に設立され、多くのアルゼンチンの著名人が埋葬されており、芸術的な彫刻や建築も見どころの一つです。
- 歴史ある霊廟群
- エバ・ペロンの墓
- ヨーロッパ建築の影響
- ガイドツアーが充実
- 写真撮影スポットとしても人気
細かい装飾が施された霊廟が並び、墓地というよりも「野外美術館」としても評価される美しい景観。
アルゼンチンの国民的英雄であるエビータ・ペロン(エバ・ペロン)が眠る場所として、多くの観光客が訪れる。
霊廟の多くはフランスやイタリアの建築様式を取り入れたデザインになっており、歴史的価値が高い。
墓地の歴史や埋葬された著名人について学べるガイドツアーがあり、より深く理解できる。
荘厳な霊廟の並ぶ景色は独特の雰囲気があり、観光客にとって印象的な撮影スポットとなっている。
入場料
2022年4月4日からアルゼンチンビザ(DNI)がない方は入場料を支払う必要があります。


現金の支払いはできず、カード払いのみです。
入場料は来園される時期によって値上がりしている可能性がありますが、執筆時点で約15ドルです。
埋葬されている人
レコレータ墓地には、アルゼンチンの歴史に名を残した文化人や政治家、著名人が多く埋葬されています。
彼らの墓は歴史的・芸術的価値が高く、多くの観光客が訪れる見どころとなっています。
- エバ・ペロン (Eva Perón)
- ドミンゴ・ファウスティーノ・サルミエント (Domingo Faustino Sarmiento)
- ラウル・アルフォンシン (Raúl Alfonsín)
- ルフィーノ・デ・エルサ (Rufino de Elizalde)
- ホセ・エルナンデス (José Hernández)
- ルイス・アンヘル・フィルポ (Luis Ángel Firpo)
アルゼンチンの国民的英雄であり、女性の地位向上に貢献した政治家。彼女の墓には今も多くの人々が花を捧げる。
アルゼンチンの第7代大統領であり、教育改革に尽力した重要人物。彼の墓碑には「教育こそが国の礎」と刻まれている。
1983年にアルゼンチンの民主主義を復活させた大統領。軍事独裁政権の終焉を導いた功績で称えられている。
アルゼンチンの外務大臣を務めた政治家で、外交政策に大きな影響を与えた。
アルゼンチン文学を代表する作品『マルティン・フィエロ』の著者。ガウチョ文化の象徴として語り継がれる。
「パンパの雄牛」と呼ばれた伝説のボクサーで、世界ヘビー級タイトルに挑戦したアルゼンチンの英雄。
場所
-
-
【歴史を感じる】レコレータ墓地の見どころと有名人の墓
エル アテネオ
ブエノスアイレスにある、世界で最も美しい書店の一つと称される歴史的な書店です。
かつて劇場として使用されていた建物を改装し、美しい装飾と豪華な雰囲気が魅力です。
- 元は劇場だった建物
- エル・アテネオ書店の誕生
- ステージがカフェに
- エル・アテネオはチェーン店
- 観光スポットとしても人気
1919年に開館した「スプレンディッド劇場 (Teatro Grand Splendid)」を改装。劇場は1929年に閉館し、その後映画館として利用されていた。
2000年に書店「エル・アテネオ・グランド・スプレンディッド (El Ateneo Grand Splendid)」として生まれ変わり、現在もその豪華な内装が保たれている。
かつての舞台部分は現在カフェになっており、コーヒーを飲みながら本を読むことができる贅沢な空間。
エル・アテネオはアルゼンチン国内に複数の店舗を持つ書店チェーンで、この「グランド・スプレンディッド店」が最も有名。
豪華な天井画やバルコニー席がそのまま残されており、年間100万人以上の観光客が訪れる。
-
-
【世界で最も美しい書店】エル・アテネオの魅力と見どころ
場所
ブエノスアイレス国立美術館
ブエノスアイレス国立美術館 (Museo Nacional de Bellas Artes) は、アルゼンチンを代表する美術館であり、南米でも有数のコレクションを誇ります。
ヨーロッパの巨匠たちの作品からアルゼンチン国内の近現代アートまで、幅広いジャンルの美術品を無料で鑑賞できる貴重なスポットです。
- ヨーロッパの巨匠の名作
- アルゼンチン国内の芸術作品
- 彫刻ギャラリー
- 無料で入場可能
- 歴史ある美術館
ゴヤ、モネ、ルノワール、レムbrandt、ファン・ゴッホなど、西洋美術の巨匠たちの作品が数多く展示されている。
アルゼンチンの近現代美術のコレクションも充実しており、国内アーティストの作品を深く知ることができる。
ロダンの「考える人」をはじめとする彫刻作品も展示され、美術館の外には無料で見られる屋外展示もある。
常設展は入場無料で開放されており、気軽に本格的な美術鑑賞を楽しめる。
1895年に設立され、現在の建物は1933年に改装されたもので、クラシックな建築とモダンな展示空間が融合している。
場所
フロラリス・ヘネリカ
レコレータ地区にある、巨大な金属製の花のモニュメントです。
アルゼンチンの建築家エドゥアルド・カタラーノが設計し、2002年に完成しました。
- 開閉する金属の花
- モダンなデザインと象徴的な意味
- レコレータの名所
高さ20m、重さ18トンの巨大な花が特徴で、朝に花が開き、夜になると閉じるユニークな構造。
未来への希望とアルゼンチンの自然を象徴するアート作品として、市民や観光客に親しまれている。
公園内に位置し、ブエノスアイレスの都会の景色とともに楽しめるフォトスポット。
場所
隠れ観光スポット
ブエノスアイレス大学法学部
ブエノスアイレス大学法学部 (Facultad de Derecho) は、アルゼンチンを代表する名門大学の法学部であり、荘厳なネオクラシック様式の建築が特徴です。
巨大な列柱が並ぶ外観はブエノスアイレスのランドマークの一つであり、美しい景観とともに、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
- 壮大なネオクラシック建築
- ブエノスアイレス大学の名門学部
大きな柱が並ぶ印象的なファサードで、歴史的建築としても見応えがある。
アルゼンチンの法学教育の中心地であり、多くの著名な法曹界の人物を輩出している。
場所
Puente Peatonal Dr. Alfredo Roque Vítolo


Puente Peatonal Dr. Alfredo Roque Vítoloは、ブエノスアイレスのレコレータ地区にある歩行者専用橋で、ブエノスアイレス大学法学部近くに位置しています。
近代的なデザインが特徴で、歩行者が通行しやすいように設計されており、観光客や学生の移動に便利なスポットです。
また、春から初夏 (10月〜11月) にかけては、橋の周辺に植えられたジャカランダ (Jacarandá)の紫色の花が咲き誇り、幻想的な景観を作り出します。
- 近代的な歩行者専用橋
- 法学部と自然科学博物館を結ぶ
- ジャカランダの名所
- フォトスポットとしても人気
シンプルながらも美しいデザインの橋で、周辺の近代建築と調和している。
ブエノスアイレス大学法学部と、近くの博物館・文化施設をスムーズに行き来できる便利なルート。
春には橋の周辺でジャカランダの花が満開になり、紫色に染まる美しい風景を楽しめる。
橋の上からは美しい景色が望め、特に夕暮れ時の風景やジャカランダの咲く季節には絶好の撮影スポットとなる。
場所
国立図書館
ブエノスアイレスの国立図書館 (Biblioteca Nacional Mariano Moreno) は、アルゼンチン最大の図書館であり、国内外の貴重な書籍や資料を所蔵する文化施設です。
近未来的な建築デザインが特徴で、レコレータ地区のランドマークの一つとなっています。
- アルゼンチン最大の図書館
- モダンな建築デザイン
- 一般公開されている
- 歴史的な背景
- 美しい周辺環境
約200万冊以上の書籍を収蔵し、歴史や文学、学術研究に関する貴重な資料が保管されている。
1971年に建設されたブルータリズム建築の代表例で、独特な形状が特徴的な建物。
図書館利用者だけでなく、観光客も自由に訪れることができ、館内の展示やイベントも楽しめる。
創設は1810年に遡り、マリアーノ・モレノによって設立されたアルゼンチン最古の図書館の一つ。
レコレータ地区の丘の上に位置し、周囲には公園やジャカランダの木があり、静かで落ち着いた雰囲気。
場所
最後に
レコレータ地区は、ヨーロッパの影響を色濃く受けたエレガントな街並みと、歴史や文化を感じられる観光スポットが満載のエリアです。
レコレータ墓地や国立美術館をはじめ、モダンな建築が特徴的な国立図書館、季節によっては美しいジャカランダの花が楽しめる公園など、見どころが豊富にあります。
ゆったりと散策しながら、アルゼンチンの歴史と芸術に触れるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
ブエノスアイレス観光の際には、ぜひレコレータ地区を訪れて、その魅力を体感してみてください。