先日ボカ地区でアメリカ人観光客の男性が強盗に襲われ10回ほど刺されたというニュースを見ました。
今回はそのニュースを簡単に日本語で説明して、注意・喚起を呼びかけます。
ボカ地区で刺された男性
今月8日にアメリカ人観光客の男性(54)がブエノスアイレス、ボカ地区で10回ほど刺されました。
朝8時頃にボカ地区をカメラを外に出したまま歩いていたところを目につけられ、2人の犯罪者に襲われたようです。
カメラを渡すように要求されたのを断ったのか、ナイフで心臓付近を10回ほど刺されたようです。
駆けつけた警察が片方の犯罪者の胸の付近に射撃したようで、今はアメリカ人観光客とその犯罪者はどちらも病院にいるようです。
(12月13日に、警官に撃たれた犯人は息を引き取ったそうです。)
そして狙われたカメラは事件近くに落ちたままだったみたいです。
参考記事
http://www.themodernsurvivalist.com/archives/5324
Facebookグループでの反応
Facebookグループでの反応は、とにかく刺された男性のことを家族に知らせようという人が大使館や病院に電話をしたりして、なんとか家族に連絡が取れたようです。
家族の中にブエノスアイレスの知人がいるみたいで、刺された男性のことはその人に頼るそうです。
中にはいい病院に移すために行動をしている人もいるみたいです。
注意するべきこと
今回どの記事でもFacebookグループでも言われていたことですが、とにかくもっとその土地の情報を知ることが大事です。
南米などの第三世界では治安が悪いので、地元の人でも近づかない地域が多々存在します。
今回の事件が起きた場所は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの中でも特に治安が悪いことで有名な地区です。
ボカ地区
ボカ地区にはカミニートと呼ばれる連日観光客で賑わう観光地がありますが、それ以外のエリアは荒れ果てており、強盗やモトチョロ(バイクでのひったくり)、射撃などに頻繁に遭う地区として知れ渡っています。
カミニート内は警備もしっかりとしていますが、カミニートを出るとそこはもう治安が悪いエリアで、観光客ならすぐに目をつけられて襲われるでしょう。
そんなボカ地区で
今回この刺された男性は、アルゼンチンの祝日である12月8日の朝8時にカメラを外に晒したまま歩いていたみたいです。
アルゼンチンでは祝日だとまず人はあまり外にでません。
それも朝8時だとまず道に他の人はいなかったでしょう。
そんな中カメラを隠さずに歩いていれば、まず犯罪者に狙われます。
今回この男性がボカ地区は治安の悪い場所だと知っていたのか、12月8日が祝日で人が少なくなることを存じていたのかはわかりませんが、もし知らなかったなら事前に情報を収集しておくべきだったでしょう。
もし知っていたなら、もう少し時間や場所を選ぶなり、せめてカメラをカバンにいれておくべきでした。
もちろん盗もうと襲った方が悪いのですが、トラブルを避けて快適な旅行を楽しむためにはこちらも情報をしっかりと下準備して警戒する必要があります。
アルゼンチンに渡航する前に
もしアルゼンチン、ブエノスアイレスに旅行に来る予定ならこちらの治安についてのまとめの記事を一読ください。
今回のように祝日の朝にカメラを持って治安の悪い地区に歩くようなことは絶対にしないでください。