テレレ(Tereré)とは?南米で愛飲されるジュースの紹介

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暑い季節にぴったりの爽やかな南米の伝統飲料、テレレ(Tereré)をご存じですか?

テレレはマテ茶の茶葉に冷たい水やジュース、ハーブなどを加えて楽しむ、すっきりとした味わいのアイスマテ茶です。

アルゼンチンの暑い夏には欠かせない定番のドリンクとして現地で深く愛されています。

本記事では、アルゼンチンをはじめ、南米の温暖な地域で熱狂的に愛されている伝統の冷製飲料「テレレ(Tereré)」について解説します。

テレレ(Tereré)とは

  • 冷たいマテ茶の文化:テレレは、茶葉に氷水や冷たいフルーツジュースを注ぎ、ストローで飲む冷製飲料です。
  • マテ茶との違い:通常のマテ茶は70〜85℃の熱湯を使うのに対し、テレレはキンキンに冷えた水を使います。茶葉は粉が少なく粗めに挽いたものが好まれます。
  • 独特な器:伝統的には牛の角で作られた器や、パロサントなどの木製、またはガラス・金属製のコップが使われます。
  • 世界遺産への登録:2020年12月17日、テレレにまつわる伝統文化や薬草の知識がUNESCOの「無形文化遺産」に登録されました。

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豆知識

ちなみに、発音としては「テレ」です。

最後の「レ」を強めに発音します。

発祥と歴史

  • 先コロンブス期:テレレの起源は16世紀以前に遡り、パラグアイやアルゼンチン北東部に暮らしていたグアラニー族が、猛暑を生き抜くための水分補給とカフェインによる活力源として冷水でマテ茶を抽出したのが始まりです。
  • 宣教師による記録:17〜18世紀にイエズス会の宣教師たちがグアラニー族のこの習慣を記録し、自らも日常的に飲むようになりました。
  • 戦争とテレレ:チャコ戦争(1932〜1935年)の際、パラグアイの兵士たちは敵に居場所を察知されないよう火を使わないテレレを好んで飲み、不純物が多い苦い水を薬草でろ過して飲みやすくする目的もありました。
  • 20世紀以降の発展:都市化が進み、一般家庭に氷が行き渡るテクノロジーの発展とともに、夏の定番飲料として完全に定着しました。

主に飲まれる地域

  • パラグアイ:テレレの「本場」であり、国家文化遺産・国民飲料に指定されています。年間を通して日常的に飲まれています。
  • アルゼンチン北東部:アルゼンチン国内では、パラグアイと国境を接する北東部(NEA地域)が圧倒的な主要消費地です。
  • その他の周辺国:ブラジルの中西部(マットグロッソ州など)やボリビア南部でも親しまれています。

アルゼンチン国内

アルゼンチンでは、パラグアイと国境を接する州でテレレが飲まれています。

  • ミシオネス州(Misiones)
  • コリエンテス州(Corrientes)
  • フォルモサ州(Formosa)
  • チャコ州(Chaco)

特にイグアスの滝があるミシオネス州はマテ茶の一大産地でもあり、テレレが好まれています。

テレレに使われる「ジュースの種類」

アルゼンチン人がテレレを作る際、一番よく使われるのが粉末ジュースです。

「Tang」や「Clight」といった国民的ブランドの粉末を、氷水がたっぷり入った大きな瓶に溶かして使います。

もちろん、生搾りの果汁を使う贅沢なパターンもあります。

人気のフレーバーは以下です。

  • ポメロ(Pomelo / グレープフルーツ):マテ茶特有の苦味と、グレープフルーツの酸味・ほろ苦さが奇跡のフュージョンを起こすため、アルゼンチンで人気を誇るフレーバーです。
  • ナランハ(Naranja / オレンジ):万人受けする定番。甘みがしっかり足されるため、マテ茶の苦味が苦手な若者や子供にも人気があります。
  • リモナーダ(Limonada / レモンミント):とにかくすっきりしたい猛暑の日に選ばれます。生のミントの葉(Menta)をボトルに直接放り込むスタイルも定番です。

テレレの飲み方

準備するもの

テレレを飲むために必要なものは、マテ茶とほとんど同じです。

マテ(器)だけ、通常のガラス製、ステンレス製、シリコン製のコップに変更するだけです。

  • マテ(器):伝統的なひょうたんだけでなく、冷たさがキープできるガラス製、ステンレス製、シリコン製のコップがよく使われます。
  • シェルバ(茶葉):テレレ用には、粉が少なく茎が大きい茶葉を選びます。
  • ボンビージャ(金属ストロー)
  • :氷とジュースをたっぷり仕込んだもの。

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セッティング

  1. 器に茶葉を入れる:器に茶葉を半分〜3/4ほど入れます。
  2. 器を逆にして揺らす:器を手で覆って逆さにし、大きな茎を下に、細かい粉を上に集めるため少し揺らします。
  3. ボンビージャを差し込む:器を斜めに傾けて茶葉を片側に寄せ、できた空きスペースにボンビージャを差し込み、固定します。
  4. 氷を放り込む:器の空きスペースに、氷を1〜2個直接放り込むとさらに冷えていい感じです。

まとめ

本記事では、テレレのアルゼンチン版レシピや、 手軽に楽しめる美味しい組み合わせを紹介しました。

日本でも、シェルバさえあれば、 お好みのジュースと組み合わせて誰でも簡単に作ることができますので、ぜひ試してみてください。

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