【観光】ペソが暴落して、少し治安が悪くなって来ていますので、ブエノスアイレスの市内観光ではモトチョロご注意を。

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タイトルの通り少し前にペソが暴落して、少し治安が荒れてきています。
私がアルゼンチンに最初に来た2015年では1ドル10ペソにもいかないぐらいだったのですが、毎年のインフレやペソの価値が下がり続けて、今や1ドル28ペソにまでなりました。(つまりペソの価値はだいたい1/3までさがりました。)

とはいえは直近ではまた27.8など、28ペソに限りなく近い27ペソのようですが、一時期は過去に経済破綻(デフォルト)の経験を幾度となくしているアルゼンチンですから、皆の緊張感は一気に高まりました。

2019年現在1ドル45ペソともうペソはぼろぼろです・・・。(2019年4月19日)

また過去のデフォルトの時のように銀行からお金を引き出せなくなったり、ペソの価値が下がってただの紙切れになれば困るのでアルゼンチンでは自国通貨のペソではなくドルが基軸通貨みたいなものです。
そのドルを買うのに3年前は1ドルを10ペソでよかったのが今は約3倍に近いペソを払わなければ1ドルも買えないわけです。

これはまたデフォルトになるのか、お金がなくなるのではないかと心配する人が出てくるわけです。そしてアルゼンチンでは国民がこういう危機感を感じ始めると治安が悪くなります。

今回は今から(ペソ暴落後)ブエノスアイレスに市内観光にくる人向けに、注意事項を書きます。
その中でも最近要注意のモトチョロ(moto chorro)について紹介します。
また記事の一番下に直近の私が経験した気を引き締め直すことになった事例も紹介します。

それと直近の注意事項として、6月25日(月)は全国ストライキがあります。
この日はバスも地下鉄も飛行機もどの交通機関も動きません。Uberならひょっとして動くかもしれませんけど。

去年の全国ストの時に不動産に行かないといけない時になんとか一社だけレミースというハイヤーは動いていました。
でも、基本的には学校も病院も何も機能しません。

また人の数が一気に減るので盗難や強盗に狙われやすくなるのでこの日は大人しくゆっくり過ごすようにしてください。

せっかく観光で来てるんだし、1日も無駄にしたくないと思っても誰も働いていないので外に出るだけ無駄になりますし、危ないですよ。

治安はもともと悪いけど

アルゼンチンの首都のブエノスアイレスはもともと治安が悪いです。

貧富の差が激しく、貧乏な人が薬をきめて強盗をしたり、働きたくなく楽にお金を稼ぎたい人が金品を奪い、転売して錬金術をしています。

今はスマホやお金を奪い取って転売が主流ですが、昔はNIKEの靴を盗んだりしていたそうです。

貧富の差

冒頭でも説明したようにアルゼンチンは過去幾度と経済破綻を経験しています。
その度にお金持ちやお医者さんは海外に逃げるので残っている人は海外に逃げられない人という感じです。

そしてアルゼンチンでは中流階級が少なく、大きくお金持ちか貧困が多いという感じです(すごく偏った言い方ですが)。
そしてこの貧富の差がアメリカと同じぐらいひどいです。

貧困層が楽に行きていくためにするのが強盗です。
この国では強盗ぐらいなら牢獄に行ってもすぐに出所できます。
牢屋に人がいすぎて、税金では賄いきれないからだと思います。ここら辺は完全な偏見です。

犯罪者の保護が強い

ついこの間ブエノスアイレス郊外でバスの運転手が殺害された事件があり、犯人が捕まる瞬間をテレビで放送していましたが、プライバシーの保護のためにモザイクをかけていました。
これにより社会復帰をしやすくしたいという目的かもしれませんが、結果それは犯罪者を過保護にしてるんじゃないかなと思います。

その殺害した人が警察に逮捕されてパトカーに入る間、被害者の家族やその友人たちはこころない犯罪と理不尽に怒り、犯罪者をずっとなじっていました。
保護をするのがいいのかよくないかわかりませんが、こちらでは理不尽なことで殺されたりするので気をつけてください。

犯行の種類

ブエノスアイレスで多いのは盗難・強盗・スリです。
これらは昼夜を問わずあります。

銃やナイフを突きつけられて金品を盗られる強盗。

カバンを置いたまま席を離れれば荷物はもちろん、盗られます。

そしてここでは盗んだ人が悪いのではなく、盗まれるような状況をつくった人がバカだと言われます。

日本で悪名高いケチャップ強盗はないことはないですが、やっぱり強盗やひったくりといった原始的な方法の方が多いです。
簡単に始められますからね。
この記事ではその中でも最近要注意のモトチョロ(moto chorro)について紹介します。

ケチャップ強盗やその他の犯行の種類、詳細は下記のリンクにまとめました。

モトチョロ

モトチョロ(moto chorro)とはバイクでの泥棒という意味です。
だいたいバイクに乗った2人組がスマホやカバンをひったくるものをさします。
単体の場合もあるみたいなので、2人組じゃないからと安心しないでください。

ブエノスアイレスでは観光地や富裕層のエリアでバイクでのひったくりが多いです。(Recoleta, Belgrano, Palermo等)。
また市内で最大の大通り9 de Julioでもモトチョロが多いので気をつけてください。

こちらの記事でも述べましたが、モトチョロでの被害があとを絶ちません。
Facebookグループの中でもモトチョロの被害に遭った人が結構おり、最近だけではなく3年ぐらい前からあるものなので、モトチョロの盗みの技術もあがっているので気をつけてください。

スマホが標的

モトチョロが盗むものはスマホです。

メッセージを打つのに夢中になっている人から華麗にひったくっていきます。
人々は盗まれたことに気づかないぐらい今では技術が昇華されているみたいです。
つまり手練れです。

なのでスマホを持って写真を撮っていたりすれば、目をつけられてすぐに盗られます。

またモトチョロ以外にも武器で脅されてスマホや金品を盗まれるので極力、街でのカメラの使用は控えたほうがいいです。

スマホならなんでもいいみたいで、どんなに古い型のものでも盗んでいきます。なので古いスマホだからとかandroidだからと言って油断せずに周りを警戒してください。

バイクが近寄って来たらとにかくスマホや荷物をひったくられないように隠したり、強くにぎりしめてください。

もともとモトチョロについては被害が多かったですが、特に取り締まられることもなく、盗まれた人が注意が足りなかったと泣きをいれている状態です。
せっかく撮った写真や、連絡先、いろいろな思い出が一瞬でなくなりますので、そうならないためにも街での使用は控えてください。

防犯については下記のリンクにまとめました。

最近のiPhone

少し前まではiPhoneの流通も少なく、ブエノスアイレスでiPhoneを持っていれば必ず狙われていました。
最近は少しずつ(本当に少しずつ)iPhoneの型落ちでも手にする人が増えたので以前ほどのブランド力からの元値の2倍の錬金術はあまりないみたいですが、それでも依然iPhone=高級品です。

Androidユーザーの皆様も油断しないでくださいね、ここの人はどんなに前の型のスマホでも盗んで行きますので。

例え売れなくてもちょっと盗んでみようの精神です。
特にiPhone以外のスマホでもiPhoneに似たデザインで仕上げているのでモトチョロからしたら違いがわからずに、とにかく盗むかぐらいなので、バイクが近づいて来たらスマホを仕舞う、そもそも触らないというのが一番です。

アルゼンチンでのスマホ事情については下記のリンクにまとめました。

モトチョロ以外でも

もちろん銃を伴った強盗などもあります。

これは人通りが少ないところで少人数(特に1人)でいるところを狙われますので極力人が多いところを歩きましょう。
狭い道や人が一気にいなくなるところは歩かないでください。

ブエノスアイレスを夜出歩く時はタクシーやUberを利用するようにしましょう。
タクシーやUberも信用できないという方はホテルの人に配車してもらいましょう。

ブエノスアイレスでは今(6月21日)から正式に冬になりましたので、夜は薄暗く人通りも少なくなるので十分に気をつけて行動してください。
タクシー代を浮かそうとしてそれ以上を失うこともありますので、大人しくタクシー、Uberを使った方が保険の意味も込めていいと思います。

直近の盗難されかけた話

モトチョロではありませんが、路上で盗難未遂(?)に遭った話です。

旗の日という祝日(6月20日)に9 de Julioという市内で最大の大通りの南側(av. plaza de mayoより南です)を歩いている時に、最近は慣れて来たのもあって、少しカメラを取り出して写真を撮っていました。
友人も横にいて、まわりを警戒してくれていましたが、少しして警察官が近寄って来て「隣にいた黄色い服の男が君のスマホを確認してたから気をつけて」と伝えてくれました。

なので私たちは遠回りをしてでもその男から離れましたが、男は看板を確認する振りをしながら私たちの動向を確認していました。
私たちもその黄色い服の男を見ながら動いていました。

最初こそ動いていませんでしたが、私たちが結構警察官から離れたあたりから動き出し、私たちの方向にゆっくり向かって来てました。
それを見て私たちは速攻警察官の元に引き返しました。
しばらく警察官の近くにいて、男が見えなくなるのを待ち、ルートを大幅に変えて目的地まで行きました。

気が緩んでいたのと、何回も道での写真撮影もしていたので大丈夫だろうと油断していたのですが、今回のことで今一度気を締め直さねばと思わされました。

特に祝日や日曜日は日本と違い外出する人が極端に減るので、犯罪が起こりやすいです。
特に9 de Julioの南側はあまり治安も良くなく、人通りも減るので、そういうところにいる場合はあ絶対にスマホをだすまいと決め直しました。

こんな前にも撮ったことのあるなんてことない写真のためにスマホや連絡先を失うのは痛いので気をつけたいと思いました。
今回は完全に油断をしており警察官の人に助けられました。
友人も確認していたけど、全然気づかなかったって。
でも今回は彼女を責められません笑
完全に私の落ち度です。ちょっと油断してました。

なんにせよ、気をつけたいと思います。
みなさんも気をつけてください。

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